もみじおばちゃんの動物なぜなに?

動物を飼い始める方に向けて、分かりやすく説明します!

【ハムスター】ハムスターの病気・ケガ

こんにちは、もみじです。

しばらく空いちゃいましたがお元気ですか?

 

ハムスターに元気に長生きしてもらうために、ちょとでいいので知っていてほしいことがあります。

知っていると知っていないとでは、生活や環境の作り方にも差が出てきます。

無知は罪だなぁとお店でも思うことが多いんですよ。

 

 

ハムスターの病気・ケガ

 

 小さなハムスターは、ちょっと体調を崩しただけで命にかかわることがあります。

 早く気が付いて、早く治療をすることによってその命を守ることができるかもしれません。

 

 下痢:連れて帰ってすぐになりやすいのは、これ。

 緊急かどうかの見極めは、元気があるか無いか。

 ご飯をちゃんと食べて、普通に回し車で回ったりしていれば様子を見て大丈夫なことが多いです。逆にちょっとでもぐったりしている様子があれば、病院へ行きましょう。小動物の体調の変化はとても急です。

 下痢をしているかどうかというのは、

・回し車に便がべったりとついている。

・食器のふちに便がべったりとついている。

・持ち上げると、お尻の周りが濡れている。

 ちょっと見極めがしにくいですが、ハムスターの普通の便は小さな粒で一つ一つが独立しています。その状態の便が無いというのが、下痢をしているということです。

 

 環境の変化にちょっと便が緩いくらいなら、2・3日で治ります。 ただし、寄生虫がいる場合(顕微鏡ではないと見えない)は、治療が必要なので3日以上下痢が続くのであれば、病院へ。

 あとは、遊びすぎたり、気温の上下の激しい時期にお迎えした時などで下痢をした場合には、少し暗めの温かい場所で休ませて様子を見てください。

 

 

 腫瘍:ハムスターは1~3年の寿命の生き物です。1歳を過ぎると高齢だと思ってもいいです。高齢になってくると、体のいろんな部分に腫瘍ができやすくなります。大抵の場合はゆっくりと成長する腫瘍が多いので、様子を見るということになります。病院に連れて行ったからと言って、治せるものでもないのですが相談してみるのもいいでしょう。病院に行く前には、ハムスターを診療できるのか確認してから行ってください。

 

 

 歯の伸びすぎ:ハムスターはげっ歯類なので歯が伸び続けます。伸びすぎると口の中を切ったりしてしまうので、かじり木を入れると良いでしょう。また、ケージの網をかじってしまう子は歯が曲がってしまったりすることがあるので、できるだけ早く網のないケージや衣装ケースの手作りケージに変えましょう。

 

 

 人畜共通感染症:人間とハムスターが共通で感染する病気がありますが、ケガをしているときにはハムスターに触らない。触った後はしっかりと手を洗ってからほかのことをするようにしてください。そうすれば、たいていの感染症からは身を守れます。

 ただし、特にお子さんや高齢者の方がいつもと違う発熱に仕方をしたり、かまれたり引っかかれたりした痕が腫れたり熱を持ったりした場合には、すぐに病院へ行って「ハスムターを飼っています」と申告してください。

 

 

 今回書いたのは、本当に基本的なことです。

 いつも様子を見ていれば特に下痢などはすぐに気が付きます。

 動きが悪くないか、食欲が有る・無いなど毎日の観察でわかることが多いので、遊ぶだけではなくてしっかりと観察をしてあげてくださいね。

 

 動物はお話ができません。

 その分、人間が気が付いてあげられるようにこちらがスキルアップしましょう。